☆ リンク ☆
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
こんにちは。今日は新指導要領について記載いたします。
《 学力向上どうなる改革――新指導要領、授業は時間割は 》 脱・ゆとり教育で授業や時間割はどう変わるのか――。2007年は小中高校のカリキュラムの基準である学習指導要領が改訂される年になる。文部科学省は授業時間を増やし、教科ごとに到達目標を設けるなど、学力向上路線を明確にする方針だ。小学校への英語導入や高校必修科目の増減など方向性が定まっていないテーマもあり、議論の行方が注目される。 ◆主要科目の時間数増やす 学習指導要領をどう変えるかは文科省が中央教育審議会(中教審)の答申を踏まえて決める。同省は今夏にも新指導要領を告示したい考えだ。 これまでの中教審の議論で、方向性が固まっているのが授業時間数の増加。02年度から実施された現行指導要領は“ゆとり教育”の集大成として小中学校の教育内容を3割削減。学力低下を招いたと指摘されている。 中教審は昨年3月の報告で国語、理科、算数・数学の時間数を増やすことを提言。安倍晋三首相の肝いりで昨年発足した教育再生会議でも「中学の必修英単語を現在の100語から507語に増やすべきだ」などの意見が出ており、教育内容の充実は確定的だ。 問題は学校週5日制の枠内でどれだけ授業時間数を増やせるか。中教審は現在はカウントしていない「朝の10分間読書」なども今後は授業時間に含める方向で検討。こうした手法もとれば「実質週3コマぐらいは増やせる」(委員)という。 現行指導要領で導入された「総合的な学習」は時間数を減らす方向で議論が進みそうだ。 ◆「言葉と体験」キーワード 「生きる力」の育成を目指した現行指導要領。文科省幹部は「次の指導要領のキーワードは『言葉と体験』」と話す。具体的には、各種の学力調査で低下傾向が出ている読解力や表現力を伸ばす指導に重点を置き、実験や観察、体験活動を充実する。算数や数学でもグラフを作ったり、物の大きさを測ったりする作業的な学習が増えそうだ。 「教育の質の保証」もテーマ。学力の底割れを防ぐため、新要領では教科ごとに具体的な到達目標を設定する方針だ。 例えば、国語なら「A4用紙1枚に自分の考えをまとめられる」、英語では「与えられたテーマで1分程度のスピーチができる」などを中学卒業時点の目標として示す案が出ている。目標に達しなかった児童・生徒への補習の徹底などが盛り込まれる可能性もある。 ◆小学英語など残る対立点 専門家の間でも意見が分かれ、結論が出ていない問題もある。1つは小学校での英語活動の必修化だ。 中教審の専門部会は昨年3月、5年生から英語活動を週1回程度行うべきだとする報告を提出。文科省もその方向で準備を進めていたが、伊吹文明文科相は「必修化の必要はまったくない。中教審の意見を聞いて、最後は自分が判断する」と発言。議論を振り出しに戻した。中教審でも「国語力の充実が先。中学校の英語の充実ではなぜだめなのか」といった意見が出ている。 高校の必修科目をどうするかも焦点になる。 現在は卒業に必要な単位数は74で、このうち31を必修科目でとらなくてはならない。履修漏れ問題で全高校の12%が必修科目の授業を行わず、入試科目に充てるなどしていた実態が浮かび上がった。 1963―72年度には68あった必修単位数は高校進学率の上昇とともに減らされてきた。中教審の議論でも「生徒への要求水準を上げないと、高校の看板に内容が伴わない」などとして必修単位を増やすべきだとする意見と「高校の教育内容は多様化している」として一層の削減を求める意見が対立。 現在は世界史が必修だが、日本史の必修化を求める意見もあり、議論の行方が注目される。 ◆実際の授業変更2010年度からか 学習指導要領が改訂されても、すぐに学校の授業が変わるわけではない。 新指導要領を実施するには教科書を作り直し、教科書検定を通す必要があるからだ。 過去の例では、2007年度に新指導要領が告示された場合、08年度に教科書検定、09年度に採択を行い、10年度から新カリキュラムに移行する流れが予想される。小・中・高校別に移行年度が異なる可能性もある。 1947年に生まれた学習指導要領は過去5回、全面改訂された。小・中学校合計の授業時間数が最も長かったのは1971―80年度に実施された3代目の指導要領で7,312時間。6代目に当たる現行の要領は6,475時間で、授業時間数はピーク時に比べ11%減少した。
by sankosha
| 2007-01-18 18:28
| 営業雑談
|
ファン申請 |
||