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お久しぶりの更新で申し訳ございません。 今日は和田中学校で話題になった公立の小中学校と塾との連携について記載させていただきます。 《公立の小中学校、塾との連携進む――受験対策や週末の教師確保難》 公教育 あり方巡り賛否 公立の小中学校が学習塾と連携、塾講師が教壇に立つケースが増えてきた。復習を受け持つ学校が多いが、成績上位層に受験対策や担任と授業を分担するケースも。学力向上という保護者の強い要望に加え、少子化で教師を増やしにくい公立学校側と、新たな活路を見いだしたい学習塾の思惑が一致した面もある。ただ、公教育のあり方を巡る賛否も依然分 かれている。 1,500回に1回落ちる飛行機と99.9%落ちない飛行機はどちらが安全?――。 東京都杉並区立和田中学校の、成績上位層向け補習「夜スペ(夜スペシャル)」ではクイズのような質問もある。部活動後で運動着姿の生徒や、私服に着替えた生徒も机を並べる。教えているのは大手進学塾「SAPIX」の講師だ。 保護者や住民主催 現在、3年生18人が受講。「部活動後、そのまま学校で受けられるのが良い」(女子生徒)などと評判だ。和田中は今月下旬から参加枠を希望者全員に広げる。さらに、授業についていけない生徒向けに、家庭教師派遣会社の講師による補習制度も設ける方針。 夜スペは保護者や地域住民がつくる「地域本部」主催。「成績中下位の生徒に合わせがちな普段の授業では物足りない生徒に、力を伸ばす機会を与える」(代田昭久校長)のが狙いだ。 費用は平日夜と土曜日の週4日で月24,000円。通常の塾の半額程度だが、既に地域本部が始めていた有料英語授業の「45分、500円」を基に、生活保護世帯などの子ども以外に区の補助を使わないなどの条件で授業料を計算した。 SAPIX企画営業部は「講師派遣は市場の有無を探る挑戦。交通費などを除く講師の人件費は当社負担で持ち出しの方が多い」と説明。半面、「夜スペの規模拡大で必要な講師数が増えると続けられるか正直不安」との本音も漏れる。 東京都江東区は一部の小中学校で、塾講師に教員と分担しての習熟度別学習の指導を委ねる。費用は区の負担だ。「塾講師登用はかなり議論したが、体育や芸術の講師の外部委託も多く、塾講師を断る理由はなかった。少子化で教員を増やしにくいなか、貴重な戦力だ」(区教委)という。 こうした連携は、学校統廃合や学校選択制で、公立校同士の競争が激しい東京都で盛んだ。港区は2005年度から約8,000万円の予算をかけ、全区立中10校で土曜特別講座を実施中。足立区も同年度から、約半数の区立中で学習塾による補習講座を行っている。公立中高一貫校の千代田区立九段中等教育学校など、学校単位での連携も多い。 地方にも広がる 動きは地方にも広がる。福島県矢祭町教育委員会は今年度から、県内の学習塾に講師派遣を依頼し、小学5、6年生と中学3年生の希望者向けに無料の「土曜スクール」を開始。町内企業の寄付金から基金を設立、費用をまかなう。青森県東通村は民間塾の撤退を機に、近隣の市から塾講師を招き村営の「東通村学習塾」を開く。 帝京大学の市川博教授(教育学)は「都会は保護者から進学指導への要望が強く、地方では都市部との学力格差への不安や塾の宣伝戦略もあり、連携が進んでいるのでは」と指摘する。 一般公務員と異なり、教員は残業代や休日出勤手当がないことも背景の1つ。公立小中学校の教員の時間外労働は給特法と呼ばれる法律で、月給4%相当の調整額支給とされ、「先生に土曜日などまで指導を頼むのは困難」(矢祭町)。 他方、希望者のみへの学習機会提供は公教育としての公平性を損なう、などの批判もある。夜スペを巡っては、杉並区民49人が3月半ば「校舎の目的外使用にあたる」などとして、実施差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。 市川教授は「公立学校への注文は多く、先生も余裕がない。補習などで学習塾に頼るのは仕方ない面がある」とみる。半面、「塾に頼りすぎると、学校の本質である『子どもたちが充実した生活を送る』という基本が忘れ去られる。教育理念など根本的な部分を学校側が主体的に考え、そのうえでどのように役割分担するか、考える必要がある」と指摘している。 スポーツや教師力養成 様々な分野で組む 公立小中学校と学習塾の連携は、授業以外の分野でも進む。 栄光ゼミナールは2006年、現役教師や社会人らが対象の日本教育大学院大学(東京・千代田)を開校。千代田区と組み、同区内の小学生が放課後、自由にスポーツや遊びを楽しめる「放課後子ども教室」に、同校で学び教員免許を持つ学生らを派遣している。 早稲田アカデミーも「教師力養成塾」で、現役教師に板書のノウハウや生徒への目の配り方など同社の教授法を教える。足立区などが研修に同塾講師を招いている。 引きこもりや不登校からの復学支援も多い。専門のカウンセラーらが個々の子どもに合わせてカリキュラムを組み、校長判断で、公立学校の出席認定を得られる。
by sankosha
| 2008-05-23 19:07
| 営業雑談
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