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こんにちは。今日は、生徒さんの理科離れの傾向について
生徒の理科離れどうする――救世主は宇宙!? ■一線の研究者が講義、シャトル内実験再現 小中高校生の“理科離れ”を食い止めようと、「宇宙」をテーマにした授業が広がっている。一線の研究者を呼んで話を聞いたり、スペースシャトルで行われた実験を教室で再現してみたり。日本の宇宙開発の中心の宇宙航空研究開発機構(東京)が昨年、教育支援部門を設置 したことが追い風になり、学校現場と専門家との連携も少しずつ深まり始めた。 「月面でやるのにふさわしいスポーツは……セパタクローです」。男子生徒の発表に、どっと笑い声が上がった。「ネット越しにボールをけり合う競技なので、重力が少ない月面なら迫力満点の試合が楽しめます」 2月20日、神奈川県相模原市の県立弥栄西高で2年生19人が参加した総合的学習の授業。1年間の締めくくりに、5つの班が宇宙をテーマにした課題研究の成果を発表した。 生徒が考えたテーマは「月でスポーツをする」のほか「宇宙で植物を育てる」「宇宙カレンダー(宇宙の発生から現在までを暦に置き換える)」など。普段の授業と違うのは、宇宙航空研究開発機構の職員が数回に1度の割で授業に参加、アドバイスをした点だ。 「人工衛星を飛ばすまでのプロセス」に取り組んだ佐藤大将さん(17)らは同機構を訪ねた。「物理が得意。でも何に役立つのか分からなかったが、衛星の座標計算などに使うことが分かった」と話す。 宇宙機構は昨年5月に「宇宙教育センター」を設置。保有する人材や情報の教育への活用に本腰を入れ始めた。的川泰宣センター長は「生命やモノ作りなど、宇宙には教育に役立つ要素がいっぱい詰まっている」と意気込みを語る。 学校現場独自の取り組みもある。東京都文京区立誠之小では3月、6年生の理科の授業である特別な紙飛行機を作った。1992年、毛利衛さんが日本人で初めてスペースシャトルに乗った際に「宇宙授業」としてテレビカメラの前で飛ばしてみせた紙飛行機だ。 定規とカッター、ケント紙で紙飛行機を製作。校内で飛ばして毛利さんの実験を“再現”した。無重量のシャトル内と違い、紙飛行機はすっと上昇していく動きはしなかったが、指導した金川由美子教諭(53)は「実験してデータを出して初めて『分かる』という理科の基本は理解してもらえたのでは」と話す。 新潟県胎内市立きのと小の斎藤隆教諭(42)は4年生の「月と星」の授業で、毎年工夫を凝らす。1昨年の「自分で星座を作る」に続き、昨年は「月の表面にうさぎ以外に何が見えるか」に挑戦。「クワガタ」「犬」など様々な絵を描かせた。同教諭は「月や星は教室に持ち込めず、意外と指導が難しい。ただ、成功させれば、理科好きのきっかけになる」と言う。 もっとも、理科のてこ入れは一筋縄にはいかない。弥栄西高の総合的学習を指導した三宅正剛教諭は最近、実験道具をいたずらする生徒が減ったことに危機感を覚えるという。「まず理科に興味を持たせることから始めないといけない」 教育現場との連携を進める宇宙教育センターの的川センター長も「なるべく多くの先生にセンターの研修に参加してもらい宇宙教育の『同志』を育てたいが、それには文部科学省などが音頭をとってもらわないと」と一段の環境づくりの必要性を指摘している。 ■中2「理科好き」55% 国際平均下回る 子どもの“理科離れ”が言われて久しい。高3を対象にした文部科学省の2002年度の教育課程実施状況調査(学力テスト)では、理科4科目の正答率が、出題者が見込んだ期待正答率を6―13ポイント下回った。 2004年末には国際教育到達度評価学会(IEA)の調査の結果、中2で理科を「大好き」か「好き」な生徒の割合は55%と、国際平均(79%)より大幅に低いことも判明した。 危機感を強めた文科省は03年度から、理科に力を入れる小中学校への支援事業を開始。地域の科学館や大学と連携して授業を行う取り組みなどを後押ししている。
by sankosha
| 2006-04-01 19:41
| 営業雑談
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